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身体と家計にやさしい高性能住宅

取材日:

新築 北信
施主

宮崎孝志さん(30代) 未希さん(30代)

山ノ内町にお住いの宮崎さんご一家は、長野県の「令和4年度信州健康ゼロエネ住宅(新築タイプ)助成金」を活用し、昨年新居を構えました。太陽光や自然エネルギーを利用し、夏は涼しく冬は暖かい「高気密・高断熱」の家づくりを実現しました。

長野県では住宅分野における2050ゼロカーボンの実現に向け、信州健康ゼロエネ住宅指針の基準に適合し、県産木材を活用した住宅を新築する場合に、費用の一部助成が受けられます。

家族が健康に住める家を目指して“高性能住宅”へ

結婚後、子どもが生まれたことを機に新築を決意した孝志さん。元々住んでいたマンションは結露によるカビの発生が多く、子どもに与える健康被害を気にしていました。家族が健康に生活できる家を考えていたところ、工務店勤務の友人と話しながら「高性能住宅」について興味を持ち始めます。自分も家を建てるのであれば「高性能住宅」が良いと考え、ハウスメーカーや建築事務所の施工した家を10件以上見学しましたが、どの家も決め手には欠けていました。そんな中辿り着いたのが、北信地域を中心に設計施工を手掛けている「松村デザイン建築事務所」。
社長の松村さんに希望を相談する中で、性能やデザイン・値段などの総合的な観点から満足のいく家にしてもらえそうだと確信します。自由設計かつ、結露しない「高気密・高断熱」の住まい。家族が快適に安心して過ごせる住宅が決め手となり、施工をお願いしました。

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暑い夏も快適な住まい

宮崎さん宅に取材へ伺った8月下旬。外気温は30度を超える残暑厳しい中でしたが、家中が涼しい空気に包まれていました。1階も2階も全ての部屋において、エアコン一台で過ごしていると言う孝志さん。「高気密・高断熱」の設計が家の中の冷たい空気も外に逃がさず、各フロアの温度差を無くしているそうです。

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リビングの大きな窓はトリプルガラスの窓で断熱性を高め、冬は日射取得、夏は日射遮蔽を考慮して設計されています。軒先の設計も窓から入ってくる日差しが遮られるように考えられていて、外の熱を取り込まないため、家や家具が熱くなりません。

 

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「この家は子どもも元気に健康で暮らせる良い家。夏は涼しくて冬は暖かいから、とても快適に過ごせています。」と未希さんも住み心地を実感しています。

 

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この先の暮らし方を見据えて

宮崎さん宅では「信州健康ゼロエネ住宅助成金」を活用して、太陽光パネルを導入。太陽光のエネルギーで日々の電気代を賄って暮らしています。
「今の時代、電気代が高くなってきています。エネルギー収支をゼロにすることで出来るだけ光熱費を抑えて、その分の費用を住宅ローンの返済に充てられるのは、高性能住宅のメリットだと感じています。」と孝志さん。

この先も長く暮らす家だからこそ、今から10年、20年、30年後を見据えています。
「最初の先行投資は高くなりますが、長い目で見たら高性能住宅は魅力的です。信州健康ゼロエネ住宅が普及していけば良いなと思います。」そう宮崎さんご夫妻は話します。

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